ベトナム語の教科書で、必ずと言っていいほど出てくる挨拶の言葉「シンチャオ」。「こんにちは」という意味の挨拶です。この記事では、シンチャオの使い方やシンチャオ以外の挨拶の言葉について解説しています。

シンチャオの意味

シンチャオは、あいさつを表す「chào」の前に「謹んで~します」という意味の「Xin」がくっついています。そのため、シンチャオには「謹んでご挨拶を申し上げます」という意味があるのですね。

シンチャオはいつ使う?

ベトナム人は、友だち同士の挨拶ではシンチャオという言葉を使いません。なぜなら、言い回しが丁寧すぎるからです。それでは、ベトナム人はどういうときにシンチャオを使うのかというと、初対面のときや接客業の人がお客さんに対してです。

ベトナムのこんにちは

シンチャオ以外にも、ベトナムの「こんにちは」にはさまざまな表現があります。ここでは3つの表現方法をご紹介します。

カジュアルなこんにちは

Chào anh(チャオ アイン)
Chào chị(チャオ チ)

ベトナム語で挨拶をするときには、基本的に「Chào」+ 人称代名詞を使います。人称代名詞とは「私」や「あなた」、「彼」など、名前を呼ぶ代わりに使う人の呼び方のことです。

たとえば、ベトナム語では自分より年上の男性を「Anh(アイン)」と呼ぶので、年上の男性に挨拶をするときは「Chào anh(チャオ アイン)」を使います。

年上の女性に挨拶をするときは、「Chào chị(チャオ チ)」を使いましょう。

丁寧なこんにちは

Chào anh ạ(チャオ アイン ア)
Chào chị ạ(チャオ チ ア)

ベトナムでは、丁寧な挨拶をするときには、文末に「ạ(ア)」をつけます。「こんにちは」の場合でも、文末に追加することによって丁寧な挨拶ができます。

とても丁寧なこんにちは

Em chào anh ạ(エム チャオ アイン ア)
Em chào chị ạ(エム チャオ チ ア)

とても丁寧に挨拶をしたいときは、文頭に「Em(エム)」を追加します。追加することで、「私からあなたへ挨拶をします」という意味になり、丁寧さが増します。

他にもある! 挨拶の言葉

「こんにちは」以外にも使える挨拶の言葉をご紹介します。どちらも気軽に使えるベトナム語です。

ご飯を食べた?

Ăn cơm chưa?(アン コム チュア)

この言葉は、相手が実際にご飯を食べたかどうか確認するためではなく、軽い挨拶の意味で使います。この言葉を言われたからといって、とくに相手があなたをご飯に誘っているわけではありません。

どこ行くの?

Đi đâu vậy? (ディーダウバイ)

知り合いに会ったときに、軽く声をかけるために使います。挨拶感覚で使われることが多いで、気軽に使ってみてくださいね。

まとめ

シンチャオの使い方や、シンチャオ以外の挨拶の言葉についてご紹介しました。シンチャオは、ベトナム語を勉強している人なら一度は耳にしたことがあるでしょう。ベトナムには、シンチャオ以外にもさまざまな挨拶の言葉があります。ぜひ記事を参考に使ってみてくださいね。

アイシテで新しい出会
いを探そう!

QRコードからアプリをダウン
ロードできます。

WEBブラウザ版で登録