日本人カップルの場合、結婚が前提というわけでなければ相手の家族や友人とそれほど深い関係を築く必要はありません。
ですが、ベトナム人女性と付き合うとなると、基本的に結婚が前提となる場合が多く、結婚前提ではなくても相手の家族や友人とは良好な関係を築く必要があります。
そこで今回はベトナム人女性との恋愛において相手の家族や友人との関係を築くことが重要である理由などの情報を見ていきましょう。

ベトナム人女性は家族が第一

ベトナム人から見ると「日本人の家族は冷たい」と感じるほどベトナム人は家族の絆が強いといえます。
日本人から見ると家族の絆が“強過ぎる”と感じるほどです。
東南アジア系の人は、そうした傾向が強いのですが、中でもベトナムがナンバーワンといってもいいほど。

ベトナム人は若い頃から親元を離れることがほとんどなのですが、毎日両親と電話やビデオチャットで連絡をとるほどです。
日本人ではここまで密接にしている家族は中々いませんよね。
ベトナム人の場合、実家が近いケースでは毎週のように帰郷します。

また、恋人を放置して両親や兄弟と頻繁に食事や遊びに行ったりすることも多く、こうした傾向は結婚後も続いていきます。
東南アジア系にありがちな「多額の仕送り」という慣習はベトナムにもあり、実家の建て替えや家族のための土地購入などを日本人夫が全額工面するといったことも少なくありません。

ベトナム人にとってはお金をより持っている方が、お金を持っていない家族の面倒をみるのは当たり前という考え方をします。
実家を建て直したり、買ってあげない場合は、ベトナム人女性と結婚した日本人男性が2人のために購入した家に、彼女の両親や兄妹、果ては親戚なども住み着いてしまうということも良くあります。

こうしたことが当たり前になっているため、ベトナム人は大家族が多い傾向にあります。
もちろん住み着いた家族の生計は夫がみなければいけません。
好きになったベトナム人女性の実家が貧しい場合、こうした状況から逃れられることはないでしょう。

ベトナム人にとっての友人はどのレベル？

ベトナム人にとって友人の優先度はそれほど高くはありません。
しかし、ベトナム人は相手を問わず世話好きな性格の持ち主が多く、特にベトナム人女性は家族や親戚のために、自分を犠牲にしても尽くす傾向があります。
これは、家族だけではなく近所の人や親しい友人でも困ったことがあれば、皆で助け合って解決するという感覚なのです。

日本人がベトナムに住んでも、世話好きのベトナム人に助けられることも少なくありません。
言葉や文化の違いからベトナムでの様々な手続きや、買い物などで困っていると、自分の休日を返上してまでも助けてくれるケースも多いのです。

こんな世話好きで情に厚いベトナム人女性ですので、当然友人のことも大切に思っています。
ベトナム人女性と付き合う場合には、彼女の友人たちとの交流も避けては通れません。
とはいえ、彼女の家族との交流よりは自分を犠牲にしなくても済みますので、上手に線引きする必要もありますので気をつけましょう。

ベトナム人女性は男性よりも立場が上

ベトナム戦争時、男性のほとんどは戦地に赴き、女性が家族や親族を守らなければならなかったベトナム人女性。
こうした傾向は戦後も変わらず、戦地から戻ったベトナム人男性はろくに働きもせず、生計を含め家族の面倒は女性に任せっきりというケースが非常に多く見られました。

そのため、現在でもベトナムでは家族を守るのは女性ということになってしまったのです。
こうした風潮から、ベトナム人男性の立場は、ベトナム人女性よりも低く、その多くが尻に敷かれているといえます。

こうした文化背景があってベトナム人女性が「家族を大切にする」ということを重要視するようになってきたのです。
こうした文化があるため、ベトナムでは一族の繁栄そのものも非常に重要視されます。
ベトナム人女性と交際して、いずれ結婚も考えているという場合は、子孫を残すことが絶対とされていることを覚えておきましょう。

結婚後、2人の間に中々子供ができなければ、それを理由に離婚となる夫婦もかなりいます。
現在の最も若い世代はそれほどではなくても、両親や祖父母はまだまだ古い慣習から抜け出すことはありませんので、付き合う女性がOKでも家族が許さないことは多々あると認識しておくことが大切です。

まとめ

今回はベトナム人女性との恋愛において相手の家族や友人との関係を築くことが重要である理由などの情報を見てきました。
ベトナム人女性と付き合うことや結婚することは、彼女の家族をも引き受けるということと同義です。
例え、どれだけ好きであっても、ベトナム人女性はその人単体として見てはいけません。
必ず彼女の背後には家族や親族がいると考えておきましょう。