ベトナム人は誕生日をどうやって祝うのでしょうか? この記事では、ベトナムでの誕生日の祝い方をご紹介します。日本と似ているところもありますが、違っているところも多いですよ。ぜひ参考にご覧ください。

当事者が企画をする

ベトナムの誕生日は、お祝いされる当事者がパーティーの企画をし、費用を負担します。日本ではお祝いをする側がパーティーの企画をしますが、ベトナムでは逆なんですね。参加者は、ケーキやプレゼントを持参します。日本のようなサプライズパーティーはありません。

職場でもお祝いする

ベトナムでは、職場でも誕生日をお祝いするケースが多いです。上司や同僚の誕生日をみんなでお祝いするんですね。バースデーケーキにろうそくを立てて、バースデーソングを歌い終わったらろうそくの火を消します。当事者は、社員全員にドリンクやお菓子を差し入れることもあります。

職場で誕生日のお祝いなんて、素敵ですよね。日本でも取り入れてほしいものです。

プレゼントはあげる?

ベトナムでも日本と同じように、誕生日の当事者にプレゼントをあげます。女性へのプレゼントなら、花束や財布、バッグや化粧品などが一般的です。

男性へのプレゼントなら、スポーツ用品や腕時計、スニーカーなどが喜ばれるでしょう。お酒好きの男性なら、日本酒をプレゼントするのもよいですね。日本酒はお酒好きのベトナム人男性にとても人気がありますよ。

数にも注意しよう

プレゼントを贈るなら、数にも注意しましょう。ベトナムで縁起の悪い数字は3です。ベトナムでは風水や占いが信じられているので、縁起の悪い数字は避けたほうがよいでしょう。プレゼントをあげるときは、モチーフやプレゼントの数に注意するようにしてくださいね。

避けたほうがよいプレゼント

避けたほうがよいプレゼントには、ハンカチやマフラー、スカーフがあります。なぜなら、ベトナムで「困難」という意味の「Khan」と同じ発音になるからです。ベトナム人は日本人以上に縁起を気にするので、これらのプレゼントは避けましょう。

また、恋人同士の間柄で避けたほうがよいプレゼントとしては、靴とコップがあります。靴は、自分の元から離れるという意味があるためで、コップ「リー」は別れるという意味の言葉「チアリー」を思い出させるからです。

1歳の誕生日は盛大に祝う

ベトナムでは、1歳の誕生日を盛大に祝うしきたりがあります。子どもが1歳になるまで見守っていてくれたとして、ご先祖様にもお供えものを捧げ、友人を呼んでパーティーを開きます。参加者は、子どもの成長を祝う意味を込めて少し大きめの衣類や、お金やお菓子、おもちゃなどをプレゼントします。

テトの日は注意

テトとはベトナムの旧正月のことです。誕生日がテトと重なる人に対しては、ナイフやフォーク、時計は贈らないようにしましょう。ナイフやフォークは家庭内に対立を生み出すとされ、時計は寿命が短くなるサインだとされています。テトの時期以外は贈ってもよいので、少し紛らわしいですね。

まとめ

ベトナムでの誕生日の祝い方をご紹介しました。日本と同じようにベトナムでもパーティーを開きますし、プレゼントを贈ります。

ただ、プレゼントの内容には注意が必要です。ベトナムでは縁起を大切にしますので、3の数字にまつわるものや、ハンカチやマフラー、スカーフは避けましょう。恋人同士の間柄なら、靴とコップも避けてくださいね。テトの日の贈り物にも注意が必要です。

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