平均年齢31歳のベトナムでは、未婚率や結婚事情はどのようになっているのでしょうか? 日本と同様に、晩婚化が問題になっているのでしょうか? この記事では、ベトナム人の未婚率や結婚事情を、日本との比較も交えながらご紹介します。ぜひ参考にご覧ください。

ベトナム人の未婚率

統計総局(GSO)が発表した「2020年4月1日時点の人口・家族計画化変動調査」の結果によると、15歳以上の未婚率は23.1%(女性18.9%、男性27.6%)で、2019年から+0.6ポイント上昇しました。

ベトナムでも日本と同様、年々少しずつ晩婚化が進んでいるものの、まだまだ平均結婚年齢は若いです。

婚姻率は農村部では65.6%、都市部では34.4%と2倍近くもの差があります。日本でも都市部は晩婚化が進んでいるので、同じようなイメージですね。

ベトナムでは20代前半での結婚が多い

ベトナムでは、20台前半での結婚・出産が多いです。日本では20台前半の結婚はとても早いイメージがありますが、ベトナムではまだまだ当たり前のことなんですね。

都市での結婚は恋愛結婚がほとんどですが、一部の農村では、いまだに親同士が結婚相手を決めることもあります。日本でも、昔は親同士が結婚相手を決めることがあったので、昔の日本と少し似ていますね。

都市部の結婚事情

地方では若年での結婚が多いですが、ホーチミンなどの大都市では、独身女性が増加しています。日本も、東京や大阪といった大都市では独身の割合が比較的高いので、よく似ていますね。

ベトナムでは若いうちに結婚・出産をするのが当たり前と考える人が多いので、独身女性には家族や親戚からの結婚のプレッシャーが、日本以上にかかります。

日本でも、30代の独身女性は、親から結婚の心配をされることが多いのではないでしょうか。中には子どもを結婚相談所に入れる親もいますよね。

恋愛結婚の多いベトナム

ベトナムでは、ほとんどの人が恋愛結婚をします。日本のようなお見合いパーティーはなく、マッチングアプリもそれほど有名ではありません。

ただ、ベトナムには「zalo」というLINEに似たアプリがあり、通話やテキスト送信はもちろんのこと、位置情報を利用して近くに住んでいる人を見つけることもできます。この機能を利用して、恋人を作る人も少なくありません。

ベトナム政府の政策

婚姻率の低下を受けて、ベトナム政府は女性に30歳前までの結婚や、35歳までに子どもを2人出産することを推奨しています。

ただ、ベトナムには結婚や育児に関する手当や支援はありません。まだまだ若くして結婚する人が多く、深刻な少子化にはなっていないため、政府も深刻には取り組んでいない状況です。

将来的に今以上に婚姻率の低下が目立ち、深刻な少子化に陥ったら、政府も本格的に取り組むのかもしれませんね。日本でも児童手当の給付や高校の無償化など、出生率の低下を改善するために、政府はさまざまな政策に取り組んでいます。

まとめ

ベトナムの未婚率や、結婚事情をご紹介しました。ベトナムの都市部では、近年少しずつ晩婚化が進んでいるものの、まだまだ深刻な少子化には至っていない状況です。

また、ベトナムでは恋愛結婚が多く、20代前半で結婚・出産する人が多いです。とくに農村では、若年での結婚率が高くなっています。

都市部での婚姻率の低下を受けて、ベトナム政府も女性に対して若年での結婚・出産を推奨しています。このように、ベトナムでも少しずつ結婚の在り方に対して変化が起こっている状況ですね。

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