日本人男性の平均初婚年齢をご存じですか? 20代後半のイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか? この記事では、日本人男性の平均初婚年齢や中央値、晩婚化の理由をご紹介します。

日本人男性の結婚平均年齢

日本人男性の平均年齢

厚生労働省によると、日本人男性の結婚平均年齢は31.2歳です。ちなみに女性は29.6歳でした。1990年のデータによると、男性の結婚平均年齢は28.4歳なので、晩婚化が進んでいると言えますね。

日本人男性の初婚年齢の中央値

次に中央値を見てみましょう。平均初婚年齢が31.2歳といっても、極端な話、70代で結婚をする人もいます。中央値とは、小さい数字から順に並べた真ん中の数値を指します。中央値は、極端な年齢があっても数値に影響を与えることがないため、よく使われる数値です。

男性の初婚年齢の中央値は、28歳となります。中央値は、結婚平均年齢よりも低い年齢になりました。

地域による初婚の平均年齢

地域によっても、初婚の平均年齢は異なります。厚生労働省の「令和2年(2020)人口動態統計の概況」では、平均初婚年齢が最も低いのは、男性は宮崎県で30.1歳となりました。

平均初婚年齢が最も高いのは男女ともに東京で、男性は32.3歳、女性は30.5歳です。考えられる要因としては、都内での生活は地方よりも経済的負担が大きいということが挙げられます。

また都内では、地方と比べると結婚へのプレッシャーが少ないことも要因の1つでしょう。

初婚年齢の上昇

内閣府の「平均初婚年齢の推移」によると、初婚平均年齢は30年前と比べて上昇しています。男性は30年前と比べて2.7歳、女性は3.8歳上昇しました。なぜ短期間の間に、これほどまでに初婚年齢が上がったのでしょうか?

初婚の平均年齢が上昇した理由

それでは、初婚の平均年齢が上昇した理由を3つご紹介します。

女性の社会進出

30年前と比べると、現在では女性の社会進出も進んでいます。昔は専業主婦が多かった日本ですが、現在は共働きの家庭のほうが圧倒的に多いですよね。

また、厚生労働省の「働く女性の状況」によると、2011年と比べて女性の労働者人口は約300万人も増えています。

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、女性の平均賃金もここ20年の間で約28万円上がっています。

経済的に自立した女性が増えたことが、初婚の平均年齢が上がっている要因の1つかもしれませんね。

ライフスタイルの多様化

昔は、若いうちに結婚して子どもを産むのが当たり前という価値観でした。年頃になると、お見合いの話をもらうこともありましたし、親も適齢期の子どもを早く結婚させたがりました。また、結婚したら男性は外で働き、女性は家を守るという価値観が普通でした。

しかし女性の社会進出が進み、女性が経済的に自立できるようになったこともあり、昔の男女の役割も薄れてきています。

女性が結婚するしかない時代は遠い過去のこととなり、現在では女性も働き方を選べます。経済的に自立することで、自分の好きなことにもお金を使えるようになりました。そんな中、必ずしも結婚することが幸せではないと考える女性も増えてきています。

経済的な事情

先ほども述べたように、女性の平均賃金はここ約20年の間で上昇しましたが、男性の平均賃金はほとんど上昇していません。平均賃金が上昇していないのにも関わらず、物価は上昇しています。

このような事情から、結婚しても専業主婦ではなく、共働きを選ぶ女性は少なくありません。しかし、結婚して子どもができれば、子どもが小さいうちは経済的に男性に支えてほしいと思う女性も多いでしょう。共働きの場合、どうしても子どもをサポートする時間が少なくなり、子どもに寂しい思いをさせてしまいます。

しかし、男性の給料はほぼ上昇していないので、必ずしも男性1人の収入で家族を支え切れるとは限りません。このような経済的事情から、結婚をためらう人もいます。

まとめ

日本人男性の平均初婚年齢や中央値、近年における晩婚化の理由をご紹介しました。日本人男性の平均初婚年齢は31.2歳、中央値は28歳です。平均初婚年齢が30年前と比べて上昇した理由は、女性の社会進出やライフスタイルの多様化、経済的な事情などが挙げられるでしょう。

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