ベトナム人は非常によくお酒を飲みます。その理由はビールが安いこともありますが、ビジネスの席で信頼関係を得るためにお酒を飲むからということもあります。この記事では、ベトナム人のお酒の飲み方や習慣について解説しています。ベトナム人とお酒を飲む予定がある人は、ぜひご覧ください。

ベトナム人のお酒の飲み方

まずは、ベトナム人のお酒の飲み方についてご紹介します。

お酒に氷を入れる

日本では、冷えたジョッキにビールを注ぐことが当たり前ですが、ベトナムではジョッキをわざわざ冷やしません。常温のジョッキに氷を入れ、そこに常温のビールを注ぎます。

ビールに氷を入れるとビールがまずくなるイメージがありますが、ベトナムのビールはあっさりしており、氷水で薄まってもおいしく飲めます。そのため、ビールの消費がどんどん進みます。

お酒は18歳から

ベトナムでは、お酒は成人になる18歳からです。といっても、仮に18歳未満の人がお酒を飲んでいたとしても、ベトナムには取り締まる法律がありません。そのため、18歳未満でお酒を飲んでいる人もいます。ただし、近年ではベトナムでもお酒に対する意識が高まってきており、18歳未満にはお酒を提供しない店も増えてきています。

乾杯が多い

日本では、お酒を飲むときは最初に1回だけ乾杯をします。そして、その後は自分のペースで飲みますよね。日本では急性アルコール中毒の問題で、乾杯をして無理に一気飲みを勧めることは少なくなってきました。

ベトナムでは、お酒を飲みながら何度も乾杯します。そして乾杯をした後は、なぜかアルコール度数が40度ほどのお酒を一気飲みし、お互いに握手します。

アルコール度数が40度となると、飲むときに喉がヒリヒリしますよね。日本では、一気飲みできる人はほとんどいないのではないでしょうか。

知らない人とも乾杯

ベトナム人は、ときには知らない人とも気軽に乾杯します。見知らぬ人にいきなり乾杯をしに行って仲良くなり、どんどん知り合いを増やしていきます。ベトナム人は人懐っこい人が多く、盛り上がるのが大好きです。飲み会のときは、知らない人にもどんどん話しかけていきますよ。

ベトナム人はお酒に強い

ベトナム人は、日本人と比べてお酒に強い人が多いです。日本人はチューハイや日本酒など、アルコールが3%~15%程度のお酒をよく飲みます。しかし、ベトナム人はアルコール度数40度以上のお酒を小さなコップに入れて、ストレートで一気飲みを繰り返します。

なぜベトナム人はお酒を飲むの?

ベトナムでは、お酒の席は信頼関係を築く場でもあります。お酒の席は、人との距離を近くすると信じられています。

ビジネスマンも相手の信用を得るために、お酒の席ではよく飲みます。その上で交渉をスムーズに行うことができるのですね。

ベトナム人女性のお酒の習慣

ベトナム人女性は、ベトナム人男性と比べてあまりお酒を飲みません。ベトナム人女性の約半数は、外で飲酒するのは月に1回以下と少なめです。その理由として、女性が飲酒するのははしたないという社会通念があるからなんですね。ベトナム人女性をデートに誘うときは、あまり彼女にお酒を勧めないように注意が必要です。

まとめ

ベトナム人のお酒の習慣や飲み方をご紹介しました。ベトナム人はお酒に強く、乾杯をした後は40度もあるお酒を一気飲みします。人懐っこいベトナム人は、ときには見知らぬ人とも乾杯をし、交友関係を広げていきます。ただし、ベトナム人女性はお酒は控えめに飲む人が多いですよ。

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