日本や欧米でも今やSNSはコミュニケーションツールとしてなくてはならないものになっています。
ベトナムの人口は現在9820万人ほどです。
これは世界人口ランキングで15位に位置しています。
スマートフォンの普及がベトナムでも急速に進んでおり、人口の約70%がSNSを利用しているといわれています。
そこで今回はベトナム人のSNS事情 人気のSNSとは?などの情報を見ていきましょう。

SNSの利用状況

ベトナムでは個人がSNSを利用する目的として、情報収集やコミュニケーションツールとして活用する以外にも、ビジネスや語学の教育分野にも及んでいます。
また。コロナの影響でロックダウンが実施されていた地域などでは、同じマンション限定の「マンション内市場」というものを登場しました。

野菜や肉類、さらに弁当やケーキなど食べ物が画像と価格と共に投稿され、外部の配達人などと接触せず、ごく近い知り合い同士で食料品などの売買をしていました。

ベトナム人がネットやスマホをする時間

ベトナム人がインターネットやスマートフォンに触れている時間は平均で6時間47分です。
テレビを見ている時間が2時間40分ですので、比較するとテレビの2倍以上の時間をネットやスマホに費やしていることが分かりますね。

その中でもSNSには2時間21分の時間を割いており、ネットやスマホを利用している時間の中でもSNSを使っている時間が長い傾向がみられます。

ベトナムのSNS事情

ベトナムのSNS利用者は7200万人で、人口の約7割です。
モバイル端末によるSNS利用者は7114万人で全体の98.8%に及んでいます。
つまり、ベトナムではほとんどの人が、モバイル端末を使ってSNSを利用していることが分かりますね。

ベトナムでのSNSユーザーの年齢層は25~34歳が最も多くなっています。
それに次いで多いのは18~24歳。
3番目に多いのが35~44歳となっており、ベトナムでは比較的若い年齢層がSNSを利用しているわけです。

ベトナムで人気のSNSといえば、1位YouTubeと2位はFacebookです。
YouTubeは全体の92%が利用しており、Facabookは全体の91.7%が利用者です。
3番目に人気なのは日本では聞き慣れませんが、「zalo」です。
このソフトはベトナムの国民的ソフトといわれています。
4位は「FBmessenge」、5位は「Instagram」、6位は「Twitter」となっています。

Facebookの利用状況

ベトナムでFacebookを利用しているのは13歳以上のベトナム国民の87.3%、具体的な人数にすると6800万人に相当します。
ほとんどの人はモバイル端末からアクセスしており、Facebookのページへの「いいね!」は平均1ページ、過去30日間に投降した人の平均人数は8人、コメント人数は7人となっています。

ベトナムではFacebookの友達が数百人いるというのは当たり前で、多い場合には数千人の友達がいるというケースも少なくありません。
男女別でみると男性は時事問題やニュース、最新トレンドなどの情報収集に、女性は自身の近況報告、友達の近況確認をはじめ、日記やブログ代わりに利用される場合が多いようです。

YouTubeの利用状況

ベトナムでYouTubeを見ている人は、18歳以上のベトナム国民61.6%で、具体的な人数にすると5570万人に相当します。
YouTubeでよく検索されているワードは1位「PHIM(映画)」、2位「NHAC(音楽)」、3位「REMIX(リミックス)」、4位「KARAOKE(カラオケ)」、5位「TikTok」、6位「MA(恐怖系)」、7位「DORAEMON(ドラえもん)」などです。

YouTubeでは主に「エンターテイメント」としての利用が多いようです。
それにしてもベトナムでは「ドラえもん」が人気のようですね。
この他にもライブ配信やニュース配信も視聴されており、また語学をはじめとした教育分野の動画も豊富にあることから、勉強にYouTubeを活用している人も多くいます。

Instagramの利用状況

ベトナムでInstagramを見ている人は13歳以上のベトナム国民の12.2%、具体的人数では950万人相当です。
Instagramは特に女性の利用者が多い傾向にあります。
ベトナム人は写真を撮ることが大好きで、街中のあちらこちらで自撮りや写真を撮り合う様子が見られ、頻繁にInstagramにアップしています。

さらに写真撮影のスキルを活かして、隙間時間にインフルエンサーとして活動している学生や社会人も少なくないようです。
今後の利用増もきたいされているSNSです。

Zaloの利用状況

Zaloはベトナム生まれのモバイルメッセージアプリです。
LINEとMessengerを統合したようなSNSで、チャットや電話、ビデオ通話、写真画像のアップによる近況シェアなどにも利用できます。

さらに公共料金の支払いやQRコードによる支払、旧暦カレンダーなどがアプリ内で一体化しており、ライフラインとしての存在感も高めです。
ベトナムでは仕事のやり取りはFacebook、友達や家族とのやり取りはZaloを利用する傾向があります。

しかしながら、PC版で利用できるのはチャット機能のみというZaloの特性を活かして、Slackのように社内やプロジェクトメンバー間のコミュニケーションに利用するケースも増えているようです。

まとめ

今回はベトナム人のSNS事情 人気のSNSとは?などの情報をみてきました。
日本でも人気のSNSですが、ベトナムの利用頻度は日本よりも高いようです。
色々なSNSを特性によって使い分けており、非常に利便性の高いものになっています。

アイシテで新しい出会
いを探そう!

QRコードからアプリをダウン
ロードできます。

WEBブラウザ版で登録