ベトナムの正月「テト」を知っていますか? テトはベトナムの旧暦のお正月のことです。テト休暇は最低5連休となり、街はお祭りモードに包まれます。この記事では、テトの概要とベトナム人がテト期間にすることをご紹介します。ぜひ参考にご覧ください。

テトとは?

テトとは、ベトナムのお正月のことです。ベトナムでは新暦ではなく、旧暦でお正月を祝います。2022年は大晦日が1月30日、元旦が2月1日となり、ベトナムでは1月29日~2月6日の9日間がテト休暇です。

ベトナムの労働法では、テト休暇は最低5連休となっており、一年の中で一番長い休みになります。テト休暇が近づくと、街はテトソングが流れてお祭りモードになります。

テトは何をする?

ベトナム人は、日本人のお正月と同じように、テトは家族でゆっくり過ごします。そのため、テト前は日本のお正月前のように帰省ラッシュになります。最近では、長期休暇を利用して海外へ旅行する人もいますよ。

花火で祝う

テトの日は多くの人が街に出かけ、年が明けると同時に花火が打ち上げられます。ハノイやホーチミンでは、同時に数か所の花火会場が設けられます。当日は非常に混雑して、タクシーを拾うのも大変なので、会場近くにホテルをとっておくことをおすすめします。

タオクアンを見る

タオクアンとは、年末にその1年の出来事を面白おかしく振り返る番組です。ベトナムでは、家族そろって見るのが習慣となっているそうですよ。日本で言う紅白歌合戦のような位置づけでしょうか。

バインチュンを食べる

バインチュンとは、日本のちまきのような食べ物です。ただ、バインチュンは正方形をしており、中身はもち米の中に緑豆の餡と豚肉が入っています。テトに食べると縁起のよい食べ物とされています。

新年の挨拶周り

ベトナムでは、年が明けると新年の挨拶周りがあります。テトでは、初日が父方の親戚、2日目が母方の親戚、3日目が先生を訪問し新年の挨拶をします。友人やご近所の家にも挨拶に行き、お酒を飲んで新年を祝うことが多いです。

お年玉をあげる

ベトナムにもお年玉をあげる文化があります。ベトナムでは、家族や親戚の子どもたちだけでなく、友人の子どもや近所の子どもにも渡します。社会人になった子どもが親に渡すケースもありますよ。

初詣に行く

ベトナムでも日本と同様に、年が明けると家族で寺や神社に初詣に行きます。初詣では子どもの学業のことや、家族の健康のことなど、さまざまなことを祈ります。ベトナムでは無宗教の人が多いですが、仏教文化が根付いており、季節の行事は広く行われていますよ。

カラオケに行く

ベトナムでは、テトの期間中に友人を誘ってカラオケへ行くことが人気です。とくに、ベトナムの若者はカラオケが大好き。居酒屋にカラオケの機材が用意されていることも多いですよ。

テト中の労働は給与が3倍に

テト休暇中の給与は少なくとも3倍以上と、ベトナムの労働法で決められています。通常と変わらない業務内容・就業時間でも、テト休暇中は給与が3倍になるんですね。

「それなら働いたほうがよいのでは?」と思うかもしれませんが、テト休暇はベトナム人にとって大事な行事なので、働きたくないベトナム人が多いです。

まとめ

ベトナムの正月テトについて解説しました。テト休暇は、ベトナム人にとって大切な行事です。花火で祝ったり、新年の挨拶周りに行ったり、初詣に行ったりと日本と似たようなお祝いをして楽しみます。興味のある人は、ぜひテト休暇中にベトナムを訪れてみてくださいね。

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