2022.08.14
ベトナム語にも悪口やスラングは存在します。この記事では、ベトナム語で言ってはいけない悪口やスラングをご紹介します。言ってはいけないものもありますが、中には冗談やひとり言で口にしてもOKな悪口・スラングもありますよ。ぜひ参考にご覧ください。
お前アホなの?
Mày bị hâm à?
(マイ― ビ ハム アー?)
こちらはかなりマイルドな悪口なので、友だちに対して気軽に使うことがあります。冗談で言うことが多いですね。使うのであれば、そのときの状況をよく見て判断しましょう。
黙れ!
Mày im đi!
(マイ― イム ディー!)
ベトナムではかなりポピュラーな言葉です。何かよけいなことを言われたり、バカにされたりしたときに使いましょう。
あいつケチすぎ!
Thằng kia kiệt sỉ vãi!
(タン キア キエッ シー ヴァッアイ!)
ベトナム人女性はケチな男性を嫌います。デートでは男性が払うのが当たり前なんですね。もし割り勘にしたら、女性から陰でこのような悪口を言われることも。
キモい!
Ghê quá!
(ゲー クアー!)
基本的にはマイナスの意味で使われます。ただ、プラスの意味の形容詞と組み合わせて、逆によい意味として使われることもあります。
消えろ!
Cút đi! / Biến đi!
(クッ ディー! / ビエン ディー!)
こちらはかなり強い表現なので、普段は口にしないようにしましょう。
ちくしょう!
Chết tiệt!
(チェッ ティエッ!)
英語の”Shit!”と同様、ひとり言のように使うスラングです。何かハプニングが起こったときに使ってみましょう。
なんてこった!
Trời ơi! / giời ơi!
(チョイ オーイ !/ ゾイ オーイ!)
英語の”Oh My God”と同様、何かショックなことが起きたときに使ってみましょう。
ベトナム人はどんなときに悪口を言う?
ベトナム人が悪口を言うときは、日本人とそれほど変わりありません。相手から嫌なことを言われたりされたりしたときに、どの国でも悪口を言うことがありますよね。
それに加えて、ベトナムでは少し特殊なケースで悪口を言うことがあります。
ベトナムのことを悪く言われる
ベトナム人は、一般的に非常に愛国心が強いです。そのため、ベトナムのことを悪く言われると、ムッとする人も。たとえ外国人が、インフラが整っていないことの不便さを口にしたとしても、ベトナムの悪口を言われたと捉えられることがあるので注意が必要です。
小さなことで文句を言われる
ベトナムでは、アパートの水漏れや騒音は些細なことです。日本では大きな問題となりますが、ベトナムに住んでいると日常茶飯事のことなのです。外国人がこれらのことで大家さんに文句を言うと、不快感を示されることがあるので注意しましょう。
他の人の前で注意される
ベトナム人はプライドが高く、他の人の前で注意されることを嫌います。うっかり他の人の前でベトナム人を注意してしまったら、後で悪口を言われることも。ベトナム人に注意をしたい場合は、個別に呼んで注意するようにしましょう。
助け合わない
ベトナム人は仲間意識が強く、職場の同僚や上司・部下の関係性でも、金銭の伴わない助け合いの精神を求められることがあります。この感覚はあまり外国人には理解できないかもしれませんね。そんな絆を少し煩わしいと感じる外国人もいるようです。
まとめ
ベトナム語で言ってはいけない悪口やスラングをご紹介しました。言ってはいけないといっても、実際は冗談で使われている悪口も少なくありません。使うのであれば、そのときの状況をよく見て、親しい友人にだけ使うようにしたいですね。